当院では 大人のADHD ADDの方の診察も行っております。
お気軽にご相談下さい。
最初はADHDやADDを診断するための、面接評価、診察検査等 を行います。
ADHDやADD診断に必要な中核症状を調べ、その後付随的な併存障害なども面談や検査などを受けて頂き 診断します。これらに併存した障害は子供にも成人にも
約75%の事例で認められますので、
通常認められる付随的な症状、障害について調べるために 全般的な診断を実施する必要があります。
(これらはDSMの診断基準に基づき行われます。DSMは「アメリカ精神医学会」によってつくられた医師のための診断基準ですが、世界中で使われている事実上のグローバル・スタンダードになっており、
日本でも、このDSMを使った診断がきわめて一般的です。)
ADHDに おいて最もよく認められる精神衛生上の障害は、不安、抑うつ、双極性障害(躁鬱)、薬物の乱用や依存、睡眠障害、その他のパーソナリティ障害であり、これら全ての症状についてもきちんと診断を行わなければなりません。
これは、ADHDやADDの方が今までに経験している症状の全体像を
よく理解するためには不可欠で、
面接や診察によって得られた情報や検査に基づき包括的な診断をした上で
薬物療法も含め 今後の治療方針を決めて行きます。
ADHD ADDの方の鑑別の為の面接評価には
3時間程度の お時間が必要ですので、
ご予約の方のみとなります。
月曜から金曜(火曜日を除く)の
午後12時よりと させて頂いております。
(15分前にはお越し頂きます。)
予約状況により
ご希望のお日にちを お選び頂けない場合が ございますので
ご理解ご協力宜しくお願い致します。
(土曜日につきましてはご相談下さい)
18歳未満の方は必ず保護者様とご一緒にお越しください
☆確定診断をつけるために
院長が面接をし 詳しく評価をします。
(3時間程度のお時間がかかります。)
【費用】 ¥27,500 ※全額自費となります。
結果が揃うまで1週間から2週間の期間を要する場合があります。
DSM-5 の定義
DSM-5における注意欠如・多動性障害(ADHD:Attention Deficit Hyperactivity Disorder)の診断基準
A1:以下の不注意症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヶ月以上にわたって持続している。
- a.細やかな注意ができず、ケアレスミスをしやすい。
- b.注意を持続することが困難。
- c.上の空や注意散漫で、話をきちんと聞けないように見える。
- d.指示に従えず、宿題などの課題が果たせない。
- e.課題や活動を整理することができない。
- f.精神的努力の持続が必要な課題を嫌う。
- g.課題や活動に必要なものを忘れがちである。
- h.外部からの刺激で注意散漫となりやすい。
- i.日々の活動を忘れがちである。
A2:以下の多動性/衝動性の症状が6つ(17歳以上では5つ)以上あり、6ヶ月以上にわたって持続している。
- a.着席中に、手足をもじもじしたり、そわそわした動きをする。
- b.着席が期待されている場面で離席する。
- c.不適切な状況で走り回ったりよじ登ったりする。
- d.静かに遊んだり余暇を過ごすことができない。
- e.衝動に駆られて突き動かされるような感じがして、じっとしていることができない。
- f.しゃべりすぎる。
- g.質問が終わる前にうっかり答え始める。
- h.順番待ちが苦手である。
- i.他の人の邪魔をしたり、割り込んだりする。
B:不注意、多動性/衝動性の症状のいくつかは12歳までに存在していた。
C:不注意、多動性/衝動性の症状のいくつかは2つ以上の環境(家庭・学校・職場・社交場面など)で存在している。
D:症状が社会・学業・職業機能を損ねている明らかな証拠がある。
E:統合失調症や他の精神障害の経過で生じたのではなく、それらで説明することもできない
A. (1),(2)のいずれか
(1) 以下の不注意症状のうち6つ以上が6カ月以上継続し, その程度は不適応的で, 発達の水準に達しないもの
不注意
(a) 学業, 仕事またはその他の活動において綿密に注意することができず, 不注意な誤りをおかす
(b) 課題, 遊びの活動で注意を持続することが困難
(c) 直接話しかけられたときに聞いていないように見える
(d) 指示に従えず, 学業, 用事, 職場での義務を遂行できない
(e) 課題や活動を順序立てることが困難
(f) 精神的努力の持続を要する課題に従事することを避ける
(g) 課題や活動に必要なものをなくす
(h) 外からの刺激によって容易に注意をそらされる
(i) 毎日の行動を忘れてしまう
(2) 以下の多動性 衝動性症状のうち6つ以上が6カ月以上継続し, その程度は不適応的で, 発達の水準に達しないもの
多動性
(a) 手足をそわそわと動かし, 椅子の上でもじもじする
(b) 教室その他の場所で座っていることを強要される場面に適応できない
(c) 不適切な状況で走り回ったり高い所に登ったりする
(d) 静かに遊んだり余暇活動につくことができない
(e) じっとしていない, エンジンで動かされるように行動する
(f) 喋りすぎる
衝動性
(g) 質問が終わる前に出し抜けに答えてしまう
(h) 順番が待てない
(i) 他人を妨害し, 邪魔する
B. 多動性 - 衝動性または不注意の症状は7歳未満に存在する
C. 症状による障害が2つ以上の状況下で存在する
D. 社会的, 学業的, 職業的機能中, 臨床上著しい障害が存在する明確な証拠
E. 広汎性発達障害, 精神分裂病, その他の精神病性障害の経過中ではないこと
【疫学】
発生頻度
米 小学生の3%(4~20%)
英(Rutter) 1/1,000, 精神科受診者(知的障害を除く)中1.5%
男子>女子(3:1~10:1)
両親の社会性障害, アルコール症, 解離性障害, 幼小児期の多動性が一部の症例では認められます。
【病因】
器質的要因
先天性脳奇型, 脳外傷あるいは脳炎罹患により多動, 情緒不安定をきたすことがある. 生化学的なモデルはいくつか提唱されているが, 未だに確説はありません。
機能的要因
家庭内平衡のくずれ, 不安を誘発するような要因が発症誘因となる場合もあります。.
【臨床経過, 予後】
この疾患自身が病因, 症状によっていくつかの subgroup に分かれるため, 予後は一律ではありません。. 概ね12歳までは何らかの症状が残存し,
20歳までにほとんど消失する場合が多いです。
多動が最初に消える症状で, 集中力の欠陥は最後まで残ります。
最終的に症状がなくなった症例でも長期間社会性に欠けた行動を続けているうちに学習障害が誘発され, これが残遺症状となることが多いです.
【治療】
The most common and most controversial method of treatment calls forthe use of medications.
Medications alone may not improve academic performance, but it does provide the preconditions for it.
治療薬としては Methylphenidate(コンサータ) が最も多く処方されています.副作用として食欲低下, 緊張, 不眠, 瀕脈があり,
抗てんかん剤や抗うつ剤の効果を阻害することが知られています. その他身長, 体重発達に対する悪影響が Safer らによって報告されています.
6歳以上の18歳未満の子どもに対しては以下のように処方されます。
18歳未満の患者
通常、18歳未満の患者にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量、18~45mgを維持用量として、1日1回朝経口投与する。増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う。なお、症状により適宜増減する。ただし、1日用量は54mgを超えないこと。
※尚2013年12月より成人期のADHDに対しても適応拡大され治療薬として使用できるようになった,
その用量は以下の通りです。
18歳以上の患者
通常、18歳以上の患者にはメチルフェニデート塩酸塩として18mgを初回用量として、1日1回朝経口投与する。増量が必要な場合は、1週間以上の間隔をあけて1日用量として9mg又は18mgの増量を行う。なお、症状により適宜増減する。ただし、1日用量は72mgを超えないこと。
He needs to understand that perfection is not the goal, and that he has an equal right with all other human beings of being occasionally unpredictable, disagreeable, and difficult. Parent needs to be helped not to focus everything on medications. When the child not only is allowed but helped to structure his environment, his anxiety diminishes. Thus, his parents and teachers need to set up a predictable structure, and experiences, of manageable intensity. An almost universal requirement is to help the parents recognize that the fashionable permissiveness is not beneficial for their child. They also need to be helped to recognize that, despite their child's deficiencies in some areas, he faces the normal tasks of maturation and attendant problems, including the need to introject standards, and to form a normal, flexible superego. Therefore, he does not benefit from an exemption from the reqirements and expectations applicable to other children.